わたしが、わたしでなくなる。それでもこの子の為に――。
内と外。白と黒。引き裂かれるふたりを待つのは、希望か絶望か。
シーヴァの為に、他者を犠牲にする。決意したはずのせんせい。
その行動を止めてしまったのは、幽かに残る人間性故か――。
他者を傷つける事叶わず、自らを犠牲にするしかないと気付いた時、 彼の取る行動とは。魂を献げた時、その身に残るのは一体何なのか。
重い決断の先に見えるのは光かそれとも……。
これは朝と夜――その深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
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