校内の「開かずの扉」の秘密に、高校生の柴山と謎の美少女マツリカが挑む!
柴山祐希、高校2年生。彼には、人に言えない秘密がある。
学校の近くにある廃墟ビルに住み、望遠鏡で学校を観察している美少女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談『顔の染み女』を調べていた。連日、女子テニス部部室の天井にある染みを外から観察していると、偶然会った一年生の女子から『開かずの扉の胡蝶さん』の怪談話が持ちかけられる。
以前、生徒が自殺するという事件以降、締め切られていた第一美術室。2年前にも、この部屋の密室で、女の子が襲われるという奇妙な事件があったらしい。そんな中、ついぞ開かずの扉が開くということになり、クラスメイトと一緒に現場へ行くと、制服を着せられたトルソーが転がっていた。
柴山はクラスメイトと共に、過去の密室と現在の密室の謎に挑む!!
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相沢 沙呼
あいざわ・さこ:1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著書はほかに『マツリカ・マジョルカ』『ロートケプシェン、こっちへおいで』『スキュラ&カリュディス:死の口吻』『雨の降る日は学校に行かない』『小説の神様』などがある。マジックをこよなく愛する。
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我不禁哑然失语。仅仅根据制服百褶裙的某个特性,茉莉花便能察觉到事件中的违和感,从而做出这样的推演。想来能完成这种推演的,除了对百褶裙非常熟悉的变态男生和天天接触百褶裙的女生之外,是不会有其他人的吧。像我这般的绅士,却也幸而是与这解答无缘的。如果说这件事发生在由男性作家所写的推理小说里,那么这位作家、又会不会是一个深晓百褶裙的变态呢?
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