「お前は俺の、すべて」
時はさかのぼり、
駿人が中山家を出て少し経ったころ。
このままの関係で幸せだとかみしめていた矢先、
どう転んでか、コウと「キスを許される関係」に
なってしまった日高。
わけもわからぬ夢心地と、あふれだす欲望。
気がつけばコウとは、身体をつなげる関係になっていた。
たぶん、人生で最高な時間。
なのに日高の心には、
何故か小さな不安が降り積もって…?
10年ぶんのコウと過ごした時間。
その一瞬一秒は、永遠に忘れることはない。
......(更多)