明治二十年代の半ば、雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れにて、日々無為に過ごしていた高遠は異様な書舗(ほんや)と巡りあう。店の名は、書楼弔堂(しょろうとむらいどう)。古今東西の書物が集められたその店には、最後の浮世絵師月岡芳年から書生時代の泉鏡花まで、迷える者達が〈探書〉に訪れる。変わりゆく時代の相克の中で、本と人の繋がりを編み直す、書店シリーズ、第一弾!
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1963年、北海道小樽市生まれ。
1994年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。
96年、『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門。
97年に『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花賞。
2003年、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞。
04年、『後巷説百物語』で第130回直木賞。
11年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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