開業医だった父とそりのあわない横山良多は失業中のこともあり、ひさびさの帰郷も気が重い。
良多の妻と息子、明るい姉の一家も来て、老いた両親の家には久しぶりに笑い声が響く。
得意料理を次々にこしらえる母と、相変わらず家長としての威厳にこだわる父親。
ありふれた家族の風景だが、今日は、15年前に亡くなった横山家の長男の命日だった。
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是枝裕和[コレエダヒロカズ]
1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出。初監督作品は「幻の光」(95)。「ワンダフルライフ」(99)「ディスタンス」(2001)「誰も知らない」(04)など独自の手法で話題作を手がけ各国で高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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在这段不断失去的日子中,如果说我还得到过什么,应该就是:人生总是有那么一点来不及——这么一种近似于认命的教训吧。
因为正是在这一天,我第一次感觉到父母不可能永远都像以前一样。这是件理所应当的事情。但即便我眼看着父母年华老去,我却什么都没有做。我只能不知所措地远远看着同样不知所措的父母。
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