パリの町には、ぼくの写真の故郷の何分の一かがあると思う。数年にわたるたびたびの滞在のなかで撮影されたカットから集大成。
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1938年、大阪生まれ。高校在学中に商業デザイン会社に勤め、その後グラフィックデザイナーとして独立。1960年22歳のとき、写真家・岩宮武二との出逢いをきっかけに、写真の世界へ飛び込む。翌年には上京し、細江英公のアシスタントを経て、1964年に写真家として独立。以後、『カメラ毎日』や『アサヒグラフ』『アサヒカメラ』などの写真雑誌を舞台に作品を発表し続け、1967年『にっぽん劇場』で日本写真批評家協会新人賞を受賞。 代表作に『写真よさようなら』(72)、『光と影』(82)、『Daido-hysteric』(93-97)、『新宿』(02) など。昨年末にはロンドンにあるTate Modernで『William Klein + Daido Moriyama』展を行うなど、日本のみならず世界中で精力的に活動し続けている。
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