「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?
夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」
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池井户润 ikeido jun
日本畅销小说家。一九六三年生于日本岐埠县,毕业于庆应大学,一九九八年凭借《无底深渊》获江户川乱步奖,以推理小说作家身份出道。二〇一一年凭借《下町火箭》获得日本权威文学大奖直木奖。自出道后,池井户润持续推出新作品,每一本都非常畅销,再加上改编影视剧的加持,使他成为日本现象级畅销作家。
池井户润擅长创作职场中的斗争和创业故事,情节热血,读起来十分过瘾,主要代表作有《下町火箭》《半泽直树》《七个会议》《空中轮胎》《民王》《陆王》《罗斯福游戏》《比赛完毕》等。
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对方是知名上市企业,单是那块招牌就是信用的象征。中小企业无论怎么挣扎,在社会信用度这一点上都很难与之对抗。
“先模仿,然后挑剔对手的技术,打乱别人阵脚。如果对手是小公司,他们就更加明目张胆了。”
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