孤独な御曹司に 植え付けられた快楽。 地方名家・當間家の跡取りとして 厳しく育てられてきた育郎(いくろう)は、 座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)に 父の関心のすべてを奪われていた。 辛くとも気丈に振舞う育郎だったが、 そのそばには、常に一人の男がいた。 典彦(のりひこ)。 育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。 典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。 深い口づけを教え、 性処理とうそぶきながら股を開かせ、 その長い指で尻を抉った。 そうして育郎に快楽の種を植え付け 体をいやらしく変えていった。 そして数年後、事態は一変する。 當間家当主が死に、 育郎が次代を継ぐ時が来て――!?
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