中島敦の短編を納めた文庫である。表題の他に、弟子・名人伝・悟浄出世・悟浄歎異を収め、作品の素材となった中国の原典として「漢書」の中から李陵伝、司馬遷「任少卿に報ずる書」、李景亮「人虎伝」も収録している。「李陵」は漢の武帝の時代に匈奴に捕らえられた李陵・蘇武、また長安にあって李陵をかばって宮刑に遭った司馬遷の3人の生き様を描いたものである。「山月記」は前記「人虎伝」をもとに、詩文を目指すが結局志ならず発狂して虎になった男の話、「弟子」は孔子の弟子の子路の一途な生き方を描く。名人伝は弓の名人の話、悟浄出世は後に三蔵法師の弟子となった悟浄が川底を徘徊しながら賢者に教えを請う哲学談義、悟浄歎異は悟浄の目から見た悟空と三蔵法師の話。
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中岛敦(1909-1942)
日本漫画《文豪野犬》主人公。
出生于日本东京,祖父及父亲都是汉儒学者。1933年3月毕业于东京帝国大学文学部,曾在横滨女子高等学校任教,后任职南洋厅。1942年12月因哮喘病发作而去世。《山月记》在战后被选入日本高中国语教科书,广为流传。《 光·风·梦》为芥川文学奖候选作品。由筑摩书房出版的《中岛敦全集》获日本“每日出版文化奖”。
译者:
徐建雄,“质检派”译者,在“质检”的基础上追求精准、优美的译文。译作: 《舞姬》《美丽与哀愁》《御伽草纸》《少爷》《我是猫》《春琴抄》。
绘者:
撒旦君,漫画人,出版《华夏异世录》《撒旦叔叔给你讲故事》《杂鱼集》。
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因为害怕自己并非明珠而不敢刻苦琢磨,又因为有几分相信自己是明珠,而不能与瓦砾碌碌为伍,遂逐渐远离世间,疏避人群,结果在内心不断地用愤懑和羞怒饲育着自己懦弱的自尊心。世界上每个人都是驯兽师,而那匹猛兽,就是每个人各自的性情。
他们是已经离开人世还是像失去希望的流浪者那样在现代化的街道上徘徊呢?这两个微不足道的幽灵是不是正在墓地的柏树林中,沿着两边布满坟墓的小道,趁着明亮的月光,跳着他们那古怪的小步舞呢?
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